肝臓の精密検査

肝機能の血液検査で異常があった場合には、より確実な診断を行うために様々な精密検査が行われます。

なかでも超音波を利用したエコー検査やコンピュータ断層撮影のCT検査、磁気共鳴画像検査のMRI検査などの画像検査が主流です。

それぞれに特徴を持つ検査ですが、いずれも肝臓の状態を視認するために有効な検査と言われ、経験豊富な医師や検査技師が行います。

◎超音波検査(エコー検査)
超音波検査(エコー検査)の最大のメリットは、放射線被爆のリスクがないため必要に応じて何度でも検査ができることです。
とくに、マイクロバブルという小さな泡の造影剤を静脈から注射して、より正確に肝がんの発見へつなげる検査が行われるようになっています。

◎CT検査
超音波検査(エコー)検査で、肝がんが疑われた場合、より正確な診断を期するため、CT検査が行われます。
CT検査はコンピュータを使った断層撮影で、X線で撮影した画像のデータをコンピュータで処理し、身体を輪切りにした断面図で表すことができる検査です。
このCT検査は、膵臓や腎臓、深部にあるリンパ節も診ることができる特性を持っていますが、肝臓がんの確定診断にもっも多く利用されています。

◎MRI検査
MRI検査は、磁気共鳴画像検査のことで、X線ではなく電磁波を利用して身体の断面図を画像化することができます。
さまざまな角度から撮影することができ、画像精度が高いことでより正確な診断ができると評価されています。
また、放射線被爆のリスクがないことも大きなメリット。ただし、検査時間に約30分要することやペースメーカーなど、身体に金属類が埋め込まれている場合には検査対象外となります。

<肝臓組織の一部を取って調べる肝生検>
異常があると思われる肝臓の組織を採取し、直接的に目で確認するのが肝生検査です。具体的には、皮膚から針を刺して肝組織の一部を採り、顕微鏡で調べます。実際に視覚的に確認するわけですから、正確な診断と治療のための道筋が明らかになります。
ただし、生検は身体への負担が大きいとされ、すべての人に適用されるわけではありません。

http://www.erbilight.org/